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書籍の詳細
はい、わかりました。

はい、わかりました。

著者:大野勝彦

定価:1,760円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9749-8 C0095
A5変型判上製 本文150ページ
2007年7月20日初版発行
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「はい、わかりました」
この言葉ですべてを受け止める、強さとやさしさ。
二本の義手で命の輝きを描く、大野勝彦の詩と画の世界。
本文オールカラー、額装もできる長さ40センチ大の三つ折り作品つき。

1989年7月、45歳のときに仕事中の事故で両手を失い、失意のどん底から独学で創作の道を歩み始めた義手の画家、大野勝彦。さりげない言葉に込められた心情やほとばしる情熱で描かれた作品、そして、どんな運命の苦難も「はい」で受けとめる生き方が、感動とともに全国に広がっています。本書は、これまでの軌跡を詩と作品で構成した決定版「詩画集」。大野流バイタリティの根幹にふれる一冊です。

【本書より抜粋】
両手のない人生をはじめたわたしが、いちばん大切にしている言葉。「はい、わかりました」。たくさんの“やさしさ”を受けたわたしなりに気づいた、生き方の境地です。言われたことは否定せず、まずは受け止めよう。心を閉ざさずに肯定しよう。そうやって受け入れる人生を歩みはじめると、それまで見えなかったことが、見えるようになりました。空を見れば空の、山を見れば山の、花を見れば花の、四十五歳までのわたしには知ることさえできなかった、たくさんの「姿」が感じられるようになったのです。(「『わかりました』の心ひとつ」より)

目次より

はじめに……「わかりました」の心ひとつ
第一章……さよならのあとに
第二章……しあわせは自分でつかむもの
第三章……神様からのメッセージ
第四章……「はい」で受け止める道
あとがき……たった一人の感動のために


著者紹介

1944年、熊本県生まれ。高校を卒業後、家業の農業(ハウス園芸)を営む。89年の7月22日、トラクターを掃除中に右手を巻き込まれ、それを取ろうとした左手も巻かれて、両手とも切断。失意のどん底に突き落とされるが、入院3日目から筆を患部にくくりつけて詩を書きはじめる。2年後に初めての個展を開催。2006年4月までに3000回あまりの講演会も行う。その生きる姿勢と詩画に共鳴する人の輪が全国に広がっている。現在、熊本県に「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」、大分県に「風の丘 飯田高原 大野勝彦美術館」を開くほか、07年7月、北海道に「風の丘 美瑛 大野勝彦美術館」が完成。著書に『よし、かかってこい!』(手記、小社刊)、『両手への讃歌』(詩集)、『さよならのあとに』『風の丘から ふり向けば母の愛が』『やっぱいっしょがええなぁ』『そばにいた青い鳥 失って見えてきたもの』『夢は叶うもの思い強ければ』(以上、詩画集)がある。

担当編集者より一言

大野勝彦さんという“両手のない画家”が発するメッセージにふれたとき、いてもたってもいられなくなりました。「私は何でも、『はい、わかりました』で受け止めるようにしています。どんなことに対しても、まずは向き合ってみたいのです」。最初にお会いしたとき、義手を外して汗を拭きながら、笑った大野さんの顔が忘れられません。「この人を読者に伝えたい。よし、何としても形にするぞ!」燃えましたね、かなりマジで。そんな、抑えきれない気持ちをキープしながら、大野さんとの仕事から2冊の作品が生まれました。どちらも、ほんとうに自信をもってお薦めしたい仕上がりです。とくに「詩画集」である本書には、独学で描きつづけた膨大な作品から100点あまりをピックアップして、時系列に編集。その時々に感じた思いもつづっていただきました。大野さんの心の言葉と画の魅力を、たっぷりと味わってください。

読者さまの声

絵や言葉が心にしみて、涙がとまらず熊本の阿蘇美術館に会いに行き、感動感動で心がふるえました。(鹿児島県・自営業・女性)

「プレゼント」「神様からのメッセージ」は涙がとまりませんでした。自分の考え方も少し変わりました。(香川県・会社員・女性・34歳)

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