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著者:眞邊明人
定価:1,650円 (10%税込)舞台はまさにコロナ禍の現代。
前代未聞の混乱の中、政府はAIと最新ホログラム技術で偉人たちを復活させ、家康率いる最強内閣に指揮を託した。
これが本書の冒頭です。
歴史にうとい私でも、名だたる偉人の「生きた姿」に一気に引き込まれました。
歴史の新たな解釈も見どころです。厚生労働大臣としてよみがえった徳川綱吉。綱吉といえば、犬好きがこうじて「生類憐れみの令」まで出したイメージでしたが、「実際は、それまでの“殺す”ことが正義や正当な施策としてまかり通っていた時代の価値観を大きく変換させるものであった」(だから、厚労省なのね)
終盤で、家康が坂本龍馬に幕府を倒そうと思った理由を問います。その答えは確実に現代の世に、私たちの生活につながっていると感じました。
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