アメリカのスター級の成功哲学家たちが軒並みその影響を受けたというジム・ローンの邦訳が、ついに出ました！　自身も若いときは成功とは無縁の生活を送りながら、ある日劇的な出会いにより人生をとてつもなく素晴らしい方向へ変えていった著者。その失敗談や苦労した実体験を交えながら語られる「富と成功のための７つの戦略」は、すべてが必要であり必然であり、また真実味と現実味にあふれたアドバイスで、読むほどに自分の中の「成功に対する情熱」が目覚めてくるのが感じられます。ちなみに私は「『絶対的な』理由」のところを読んで不覚にも泣いてしまい、「四つの質問」のところでは心臓をぐっとつかまれたような思いでした。穏やかでやわらかい、それでいて的確な表現で、励ますようにゆっくりと人をその気にさせる著者の語り口の中には、激しい言葉でせき立てられるように動機付けされるのとは違う、成功への確かな道が見えるようです。