サンマーク出版

書名 かまぼこはなぜ11ミリで切るとうまいのか?
著者情報 著者: 北折 一
定価 1430円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-9703-0 C0076
体裁 四六判並製 本文234ページ
初版発行日 2006年5月30日
内容のご紹介

NHK「ためしてガッテン」の名物ディレクターの
「ガッテン流・料理の鉄則」ウルトラ決定版

NHKの人気番組「ためしてガッテン」(水曜夜8時~、総合)は、放送開始から12年目に突入しました。ふだんの生活の「なぜ?」「どうして?」について、最先端の科学とユニークな実験で検証し、独特の語り口で放送している生活科学情報番組「ためしてガッテン」。「新・料理の鉄則」と呼べるコツや裏ワザを次々と発表し、大きな反響を呼び起こしてきたこの番組を、12年前の立ち上げ期からずっと一筋に担当しているのが、著者である「ガッテン」ディレクターの北折氏。本書は、著者が「ためしてガッテン」で追求する過程で発見した、「知っておいたほうがよいこと」のエッセンスの集大成です。
映像で伝え切れなかった、料理人や農家は素材をどうとらえているか、どういう過程でコツが成立したか、そもそも人はどういうものをおいしいと感じるのか、といった「ものの見方・考え方の部分」、そして番組スタッフがどんな思考の過程を経て番組をつくったのかという「ウラ話の部分」を活字という形でお伝えします。「一流シェフ」の料理がおいしいのにも、「わが家」の味がイマイチなのも、理由があるのです。「プロじゃないから」と言ってあきらめることも、「レシピ通りに作ればおいしくなる」と信じて失敗することもないのです。ひとつひとつの食材の個性や能力の理由を知っておいしい料理を作ることは、とってもしあわせなこと。読んで、作って、食べて、思いっきりガッテン!! してください。
漫画家・けらえいこさん、絶賛!

目次より

●まずいチャーハンはなぜ一瞬で見分けがつくのか?
●洋食屋のカツがサクッとしていてジューシーなのはなぜか?
●すし飯を「うちわであおぐ」と本当においしくなるのか?
●パリッとジューシーな餃子はどうすれば作れるのか?
●ねぎはメロンと同じ甘さだと聞いて素直に信じられるか?
●ホタテ漁師だけが知っていた衝撃の切り方とは何か?
●焼酎の蔵元は、なぜお湯割りを見ると寂しくなるのか?
●乾かしながら魚を焼くのにどんな意味があるのか?
●火を止めてルウを割り入れるとシチューがうまくなるのはなぜか?  など

著者紹介
北折 一(きたおり・はじめ)
NHK科学・環境番組部専任ディレクター、テレビ番組「ためしてガッテン」演出担当デスク。1964年、愛知県生まれ。87年、名古屋大学文学部卒業後、NHKに入局。95年、「ためしてガッテン」立ち上げに参加。「血液サラサラ」ブームのきっかけをつくるなど、今日の「ためしてガッテン」人気を不動のものとする。また、2000年にはテレビ業界初となる「消費生活アドバイザー」資格を取得。消費者(視聴者)の立場からみて本当に有益・有効な商品(番組)とは何かを追究しつづけている。