この企画の出発点は、近年よくいわれるようになった“ウェルビーイング”でした。人の行為(doing)より存在(being)そのものに価値がある、という考え方です。
そういう意識で周りを眺めると、今まで気に留めなかったであろうことに気づきます。たとえば2023年前期NHK朝ドラの主人公の、こんなセリフに感銘を受けます。
「雑草という草はない。必ず名がある。天から与えられ、持って生まれた唯一無二の名があるはずだ。草花に値打ちがないなんて人が決めつけてはならない。私は信じている。どの草花にも必ずそこに生きる理由がある。この世に咲く意味がある。必ず!」(『らんまん』より)
同じくNHKの夜ドラでも、こんなセリフにドキッとしました。
「できればみんなに好かれたいと思うのは普通だと思うけど、批判されるのも嫌ではない。攻撃とか罵声は論外だけど、自分と違う考えの人がいるって、ちょっとホッとする。自分と違う人がいるから、逆に自分もいていいんだなって」(『おとなりに銀河』より)
そうなんです。みんな違っていて当たり前だし、そもそも一人ひとりが唯一無二の存在なのだとしっかり認識することが大切なんじゃないか。私たちは、そこに〈いる〉だけで素晴らしい存在であり、何かを〈する〉から価値があるのではなく、ただ〈いる〉だけでじゅうぶんなのだということです。
著者の矢作先生は、そういったことを「魂のレベル」から説き明かしてくれます。ぜひ、ご一読ください。

978-4-7631-4088-3

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