2015年に刊行された『コーヒーが冷めないうちに』(著者:川口俊和)。
2018年には映画化され、昨年はシリーズ4作目となる『さよならも言えないうちに』が刊行、シリーズ累計100万部を超えるサンマーク出版の看板商品の1つです。

実はこの作品、現在までに32言語に翻訳され、台湾、シンガポール、UK、アメリカ、イタリア、フランスを始めとする多くの国でベストセラ―となり、世界中で広く読まれる作品となっているのをご存じでしょうか?

中でも2020年に刊行されたイタリア語版は、「奇跡が起きています!」という現地の出版社からの報告の後に、雑誌・新聞・テレビ局から著者の川口さんへのインタビューが途切れることなく続いていき、気付けば同年にイタリアで一番売れた翻訳小説となっていったのでした。

イタリアの出版社の話では、新型コロナで都市ロックダウンという予期せぬ事態の中で刊行され、最初は十分な販売促進ができなかったにも関わらず、読者の口コミで評判が広がったそうです。そして、1年後には20万部を超えるロングセラーに成長していました。

「過去に戻って大事な人ともう一度話したい……というテーマがコロナ禍の自分に重なり、夢中で読んだ」「過去を振り返り、今をよりよく生きることを考えさせられた」など、今の自身に重ね合わせて共感される読者が多かったようです。

遡って2017年には台湾でもベストセラーとなり、この年には川口さんが台湾に招待され、現地書店でのサイン会や講演会を行う機会をいただきました。

今年はドバイとイタリアのブックフェアの招待作家に選ばれ、作品とともに作者の川口さんご自身も世界中にいる読者と交流を広げています。

「一冊の本が持つエネルギーは言語や文化の壁をも超えていく」ということを、驚きとともに実感する日々が続いています。

海外版コーヒーが冷めないうちに

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