たった5センチ歩幅を広げるだけで「元気に長生き」できる!
著者:谷口 優

978-4-7631-3764-7

「長生きしたい」
「もちろん健康で。認知症などもってのほか」
「できれば見た目もまあまあ若々しくありたい。若づくりではなく」
「運動が大切なのはわかるが、でもあまり激しいのはパス」
「難しかったりめんどうだったりすることもちょっと」

コロナでリモートワークが増え、
旅行や外出は格段にというか限界まで減り、
おうち時間の楽しみは食べること……
という状況に陥っていたくせに、
いっぽうで上記のような都合のよいことも考える私。
(しかしこれは私だけではないですよね!? ね!? ね!?)

そんな怠惰でずぼらな私が目をつけたのがこの本でした。

「歩幅を広げるだけで認知症リスクが半分になる」
と聞くと、「えっ、それだけで!?」と思いますよね(私は思いました)。
しかしこれは1万人以上の高齢者のデータはじめ膨大な研究データからわかった、
「科学的事実」だそう。

健康の維持・増進に関する調査や研究に15年以上も従事してきた東京都健康長寿医療センター研究所(長い!)研究員で医学博士の著者が言うのですから、私の中での信頼度も急角度で上がります。
(余談ですが。この研究所は偶然にも私の住んでいる大山にあります)

大股で歩くことにより、
・神経回路を刺激する
・筋肉が活力を取り戻す
・心肺機能がアップする
・血管をしなやかにする
・気分が高揚する
という効用が期待される、と本書には書いてあります。

推奨されるのは「歩幅65センチ」とのことですが、
しかしもちろん身長や足の長さ、股関節の柔らかさなど個人差があるので、
とりあえず「これまでより5センチ広げる」を目指せばよいそう。
以来、歩くときにはなるべく大股を心がけています。

ちなみに、歩くスピードはお好みでよいそうです。
私は歩くのが速いほうなので、「ゆっくり歩くほうが効果的」などと言われなく
て、ちょっとほっとしました。

そう言えば、私の両親も歩くのがけっこう速かった記憶があります。
父は昔の人にしてはわりと高い170㎝ほどで足もそこそこ長いため納得感はあるのですが、母は147㎝と小柄で足の長さは普通。ただし長年中学校の体育教師をしていたのと、生来のせっかちと、父が母のことなど気にせずにどんどん歩く人だったので置いて行かれまいと常にギアが5速とかだったせいかと推測。そしてそんな両親を見て育ったので、たぶん私も歩くのが速めなのではないかと。
本を読みながら、ふとそんなことを考え、小さな頃を思い出したりもしました。なつかしい。

皆さまもよかったら明日から、いえ今日からちょっぴり大股で、
健康で長生き、しかも若々しく、という人生への一歩を
踏み出してはいかがでしょう?

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