主人公は、全員70歳。両親へのメッセージ本です。
著者の遠未さんに、「小説をご一緒しませんか」とお声がけしてから、なんと6年半……!
粘りに粘って、書き上げてくださいました。
主人公は、全員70歳。
実はこの小説には、私の個人的な想いも詰まっています。
よく、「あなたたちに、迷惑をかけたくない」と両親が言うことがありました。
「そんなさみしいこと言わないでほしいな」という気持ちもありつつ、人生百年時代に突入して、不安を持つのもわかります。
私は、両親にうまく言える言葉を持っていないけれど、この小説を渡したら、何かを感じてもらえるんじゃないかなあ、と思っています。
家族へのプレゼントにもお勧めです。