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11月19日に配本された『成しとげる力』(永守重信)が刊行後1ヶ月にして、10万部を突破しました!

私どもサンマーク出版の50周年記念出版の企画として、永守氏にご著書の依頼をしようという話がもちあがったのは、昨年末のこと。つてをたよって依頼を進めていくなかで、オンラインの取材であればということで、ご承諾をいただくことができました。

ご存じのとおり、永守氏は京都にある大企業・日本電産の創業者。およそ50年前に4人で創業した同社は、いま世界に300を超えるグループ会社を擁し、社員数11万人を超える「世界一の総合モーターメーカー」として、注目を集めています。
通常であれば、永守氏は世界を飛び回っていて、取材のお時間をいただくことも難しかったはずです。コロナ禍の真っ只中だったからこそ、ご承諾いただけたのかもしれません。

この本の編集を進めていた2021年の6月、永守氏はそれまで48年間途切れずに勤めてきたCEO(最高経営責任者)を後任に譲ることを発表しました。2018年から京都先端科学大学の理事長に就任し、これからの日本を背負う人を育てていく「教育革命」に尽力されていることもあり、永守氏にとっても、今年は大きな転換の年だったようです。23年ぶりの書き下ろしとなる本書は、そんな節目を彩る一冊ということになります。

オンラインでの取材が始まったのは今年(2021年)の3月。取材に臨んで感じたのは、話の内容のおもしろさはもちろんのこと、永守氏がまとっている〝気〟のすさまじさです。
永守氏のように多くの人の心をつかみ、人を動かして会社を大きくしていく人は、周囲の人たちを制して動かす、強烈なエネルギーをもち合わせています。

「気迫」「気合い」「気炎」などという言葉があるように、昔から人は何か見えないエネルギーをまとっていることを感じとってきました。さいきん一般的に使われるようになった「オーラ」も、人の体がまとっているエネルギーを表現した言葉でしょう。

永守氏の勢いのある話を聞いていると、あくなき仕事への情熱とともに、つねに前へと進もうとする強烈な〝気〟を感じるのです。それが、「カリスマ」といわれるゆえんなのでしょう。
これまで掲げた目標はすべてクリアしてきた永守氏。その視線の先には、50年先まで見通した壮大なビジョンが見えています。

本書『成しとげる力』には、そんな永守氏の人生哲学、これまでの経験で培ってきた英知がふんだんに詰め込まれています。そして、永守氏がもっている〝気〟のエネルギーもまた、この一冊にぎゅっと凝縮されています。
ぜひ、いまもっとも注目される「経営のカリスマ」が放つ〝気〟を、この本を通して感じてみてはいかがでしょうか。

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