私がオカメと初めて会ったのは、まだオカメの病気がわかっていない時でした。オカメは、小さな、でも何かを訴えかける人間みたいな目をしていて、私にはそんなオカメがおおがさんのボディガードをしているように見えました。
この作品を初めて読んだときから、編集作業が終わるまで何度泣いたかわかりません。コピーをとりながら、原稿を読みながら、原稿を思い出しながら、ボロボロと泣いていました。犬を飼ったことがないのに、です。
ボディガードのような目をしていたオカメに見守ってもらってできた本です。おおがさんとオカメの愛おしい日々をご自身の大切な家族に重ねて読んで頂ければ嬉しいです。
978-4-7631-3790-6

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