先日、台湾から出版社の編集長と編集者さんが来日され、ステキな報告を受けました。

台湾版『コーヒーが冷めないうちに』が台湾で累計5万5000部を越え、大手書店の年間ベストセラートップ100に入ったそうです。

翻訳書を出版している私たちも日々痛感していますが、海外の文芸書を文化の違う国の読者にアピールするのは至難の業です。

ましては新人作家の売り出しは作品の力だけでなく、出版社の手腕が問われます。

もちろん作品そのものの魅力やそれを上手に訳してくれる翻訳者さんの力もありますが、今回はなんといっても、台湾の版元さん(悦知文化)がプロモーションに多大な力を注いでくれたことが何より大きかったように思います。

台湾全土の主要書店で長い期間大きなフェアを開催したり、読書会を開いたりと、私たちが想像する以上の展開を行ってくださり、この本の可能性を大きく広げてくれました。日本の外でもこうやって作品が大事にされていることを思うと、感謝しかありません!

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