サンマーク出版

書名 教え上手
著者情報 著者: 有田和正
定価 1500円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-9977-5 C0030
体裁 四六判上製 本文223ページ
初版発行日 2009年12月25日
内容のご紹介

教育界のカリスマが語る、
“自ら伸びる人”を育てる教え方の技術と極意。

教えたいことがたくさんあるとき、初対面の相手に教えないといけないとき、何をどの順番で教えるか悩んだとき。あなたの力量が、そこにあらわれます。著者は50年近く第一線で活躍してきた教育界のカリスマ。多くの子どもたちを「追究の鬼」に育て上げてきました。その教育方法は「わざと間違った答えを教える」「大事なことほど教えない」「わかりやすさよりもおもしろさ優先」といった、一見すると非常識なもの。でも、本書を読めばそれが理にかなっていて、教え方の王道であるとわかるはず。これまでに170冊以上の著書を出してきた著者が、今回はじめて一般向けにそのノウハウを公開します。部下を持つ上司、子を持つ親など、すべての「教える立場」の人たちにとって役立つ内容が満載です。

目次より

○ 考えることは問いかけること
○ 多く伝えようとしたら、少なく教えよ
○ イタリア人ガイドがおもしろいワケ
○ 3つの「発問」が人の心を自在に動かす
○ すぐれた教え方は「教わった」という感覚を持たせない
○ 「大切さ」を説いても人は動かない
○ スイカを端から食べる人はいない
○ 何を材料に選んだかで7割が決まる
○ 人の能力は書いたものにあらわれる
○ 叱ることも教える人の責任
著者紹介
有田和正(ありた・かずまさ)
1935年福岡県生まれ。教材・授業開発研究所代表、東北福祉大学教授、前愛知教育大学教授。玉川大学文学部教育学科を卒業後、福岡県の公立校、福岡教育大学附属小倉小学校を経て筑波大学附属小学校に赴任する。児童・生徒を「追究の鬼」に育てることを信条とし、多くの「自ら考え、行動する」子どもたちを輩出してきた。とことん研究し尽くされた授業の方法や、だれもが食いつくネタの開発を通して、いつしか「授業の名人」として教育界にその名をとどろかせるようになる。また、各地の小学校から依頼されて飛び込みの授業も行っており、その授業法とユーモアで初対面の子どもたちの心さえも一瞬でつかんでしまう。著書はこれまでに170冊以上出しており、近著に『授業の技を磨く研修の在り方を問う』(明治図書出版)がある。