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書籍の詳細
難病東大生

難病東大生

著者:内藤佐和子

定価:1,540円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9911-9 C0030
四六判並製 本文191ページ
2009年10月15日初版発行
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苦しいのは私だけじゃない。
だから今日も笑顔で生きている。

東大に二度目の合格を果たした直後――19歳の暖かな春の日だった。
明日、突然目が見えなくなるかもしれない……
 
それが、私が患った「多発性硬化症」だ。急に手や足が動かなくなるなど、いつ、身体のどの部分に症状が出るかが分からない病気。現在、この病気を治療する方法は見つかっていないため、「難病」に指定されている。
交際していた彼にも病気のことは理解してもらえず、けんかも増える毎日。彼に理解してもらえなかったことで、他人にはもっと話すことができず、一人で抱え込んでしまった。
だけど、そんな私にも転機が訪れる。きっかけは「DVからの解放」だった。
ビジネスプランコンテストで100万円獲得!
エキストラだけど、ハリウッドの映画に出演!
出会ったベンチャー企業の社長は100人超え!
『VOGUE』のカメラマンに写真を撮ってもらったこともある!
「病気=できない」という「思いこみの壁」を外したら、誰だって、何だってできる可能性があるんだと、心から実感できた!それをみんなが気づかせてくれた。
――今では自信を持って人に話している。
難病になったからこそ、私は今、「充実した人生」を送っているのだと。(本文より)

大学出版サークルPICASOによる学生だけの出版企画コンテスト「出版甲子園」の決勝大会を体調不良で欠席。それでも企画が各出版社の編集者をうならせ、賞を獲得した本作品。難病を抱えながらも毎日を前向きに生きる、そんな著者の姿に誰もが勇気づけられる一冊です。

【本文より】
○人生が一気に転落した瞬間
○夢を捨てて入った東大と、夢をかなえて入った東大
○「熱さ」で発症するかもしれない私の身体
○母の後悔
○私の存在が誰かのモチベーションになる
○想像以上に激しい“バッシング”の嵐
○泣いている時間がもったいない

著者紹介

1984年、徳島県生まれ。2003年に東京大学文科三類に入学するも、夢を追って再度東京大学文科一類を受験し、合格。その直後、体調不良に陥ると、3か月もの検査期間を経て、難病の「多発性硬化症」と診断される。言いようのない不安を抱えながらも、前を向いて生きようと、数々の学生団体に参加。SNSサイト「GREE」のアクセスランキング1位獲得、ビジネスプランコンテスト「TRIGGER」で優勝し100万円獲得など、周囲を驚かせる活躍を見せる。
2008年秋には、第4回出版甲子園に出場。体調不良で決勝大会を欠席するも、企画が各出版社の編集者をうならせ、賞を獲得する。「いつも心にエンターテインメントを!」を信条に、現在は、病院と大学を行き来しながら、将来の難病治療に役立つビジネスの設立に携わっている。

担当編集者より一言

はじめて内藤さんに直接お会いし、彼女の言葉を聞いたとき、その力強さにただただ圧倒させられました。いつ、身体のどこに症状が出るかも分からない……そんな言い知れない不安と毎日闘っているはずなのに、どうしてそれほど元気で、前向きなのかと思わず息を呑んでしまいました。内藤さんに触れて以来、自分自身の生活、そして生き方を改めて見直し、「もっとたくさんのことにチャレンジしたい!」と前向きになったように思います。本書もまさにそう思える一冊に仕上がっています。ただ感動するだけではありません。思わず立ち止まりそうなとき、この本が活力となって、一歩を踏み出す勇気になると、自信を持ってオススメできる一冊です。

読者さまの声

この本を読んで、内藤さんは難病になって「ラッキー」だと思えるなんて、すごく前向きで幸せな人だなぁと思いました。そして限界を決めずに突き進むことは、私もこれからの人生において必要なことだと思うので、参考にしたいです。(愛知県・学生・女性・22歳)

同じ病気を発症したばかりの私にとって、とても勇気が湧く一冊でした。(広島県・女性)

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