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書籍の詳細
二人の王子とドラゴン

二人の王子とドラゴン

著者:タンヤ・キンケル /
訳者:平野卿子

定価:2,090円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-9377-3 C0097
四六判上製 本文301ページ
2006年3月25日初版発行
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運命に選ばれし者は、一人でなくてはならないのか?

世継ぎにめぐまれず困っていたロラロン国のパドライク王のもとに、
ある朝うら若い妖精が現れ、望みを叶えようと告げます。ところが、
「息子がほしい、娘では国は治められない」
との王の言葉に妖精は怒り、なんとふたごの息子を授けてしまったから大変!
すくすくと育った「トニオ」と「クラウディオ」と名づけられた二人の王子は、
宮廷魔術師の助言によってドラゴン退治へと旅立つよう命じられます。
どちらかドラゴンを退治したほうが王位を継げることに……。
ふたごの王子は彼方を目指した――
王冠を賭け、彼方に棲むという伝説のドラゴンを追い求めて。
待ち受けているさまざまな出会いと試練が少年を大人に変えていく、
ファンタジーの王国ドイツから届いた待望作、いよいよ刊行!


著者紹介

1969年、ドイツのバンベルクに生まれる。早くから小説を書きはじめ、19歳でデビュー。ミュンヘン大学でドイツ文学を学ぶ。1990年バイエルン州文学奨励賞、2000年オーバーフランケンの文化賞を受賞。現在ドイツで最も人気のあるファンタジー作家の一人。著書は、ほかに『ファンタージエン――愚者の王』(ソフトバンククリエイティブ)が刊行される予定。


訳者紹介

翻訳家。お茶の水女子大学卒業後、ドイツのテュービンゲン大学に留学。主な訳書に、『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』(河出書房新社)、『幸せの公式』『思いがけない贈り物』(講談社)、『灼熱』(集英社)などがある。


担当編集者より一言

ある事情から数年間、ほとんど毎晩のように子どもと読み聞かせを楽しんできましたが、どのような場面で子どもがワクワク・ドキドキするのか。どのような場面が子どもの心に印象深く刻まれていくのか。私なりに分析しながら色々な役柄を演じてきました(笑)。そういう観点から読んでみても、この物語は面白い! 二人の王子の波乱万丈の冒険物語もさることながら、登場人物たちがとっても魅力的に描かれているのです。少年から青年へと成長するうえで何が必要なのか……ご家族みんなで読んでいただきたいファンタジー。手に汗を握りながらお楽しみください!
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