貼り絵という手法で、日本各地の風景を描いた画家・山下清。１８年間つづいたテレビドラマ「裸の大将放浪記」でもお馴染みだった清は、全国を旅しながら、四季折々の景色を記憶に刻んでは制作に打ち込みました。本書では国内外で作られた代表作品７０数点をカラーで紹介するだけでなく、その波乱万丈だった生涯や彼とかかわった人たちの軌跡、著名人へのインタビュー、放浪の日々を綴った貴重な日記を掲載するなど、その魅力を集大成しました。山下清が残してくれた、詩情あふれる日本の原風景にふれてみてください。
【内容】
◎山下清が全国を歩いて創作した貼り絵をカラーで一挙に紹介
◎放浪画家の人物伝：「野に咲くたんぽぽの綿毛のように」
◎清の才能を開花させた人たちの軌跡とその秘訣
◎生前に縁のあった芦屋雁之助さんほか著名人にインタビュー
◎清がヨーロッパを旅して描いた素描画のすばらしさ
◎放浪の日々を綴った日記から知る清画伯の表現力