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「しやすい」の作りかた
著者:下地寛也
ISBN978-4-7631-4168-2 C0036
四六判並製 本文224ページ
2024年9月30日初版発行
ありそうでなかった
「しにくい」を「しやすい」に変える技術
見にくいデザイン、読みにくい文章、
住みにくい部屋、片づけにくいモノ――。
生活の中にはたくさんの
「しにくい」が溢れています。
こんな「しにくい」ものに触れたときは
ちょっとイライラしたり、
ちょっとストレスを感じたりするもの。
説明書がわかりにくかったり、
バーガーが大きすぎて食べにくかったり、
イベントの席がぎゅうぎゅうで座りにくかったり。
一方、仕事上で自分が「しにくい」を
作り出してしまっているときは、
どうすればこれを改善できるだろう?
と悩むものです。
お客さんや上司に
「使いにくい」「読みにくい」
などと思われているのなら、
改善しないとなりません。
本書は、たったひとつの技術を使って、
「しにくい」を「しやすい」に
変えるための本です。
そのときに役立つのが「分ける技術」。
野球場のプレイゾーンと外野スタンドが
分かれているのは、一目でホームランと
「わかりやすい」ため。
ピザのMサイズが8等分されているのは
「食べやすい」「みんなで分けやすい」ため。
高級スーパーの駐車場スペースが大きいのは
高級車で買い物に「寄りやすい」ため。
会社が様々な部署に分かれているのは
仕事の役割が「わかりやすい」ため。
著者・下地氏が勤めるコクヨの
「キャンパスノート」が大ヒットを
続ける大きな理由のひとつは、
絶妙な行数に分けることで
ユーザーに「書きやすい」と
感じてもらっているためです。
このような上手に分ける技術を使って、
暮らしも、仕事もストレスを感じずに
「滑らか」にすることが本書の目的です。
ありそうでなかった
「しにくい」を解決する本。
読んでるそばから、
新しいアイデアが思いつくはずです!
目次より
第1章 「しやすい」を邪魔する5つのバグ
第2章 「しやすい」を作る3ステップ
第3章 「わかりやすい」の作りかた
第4章 「動きやすい」の作りかた
第5章 「整理しやすい」の作りかた
第6章 「買いやすい」の作りかた
第7章 「話しやすい」の作りかた
終章 「生きやすい」を作るために
著者紹介
エスケイブレイン 代表
1969年神戸市生まれ。1992年文房具・オフィス家具メーカーのコクヨに入社。オフィス設計者になるが顧客対応が下手すぎて、上司や営業に怒られる日々が続く。つねに辞めたいと思いながら働いていたが、5年後、コクヨがフリーアドレスを導入したことをきっかけに「働き方とオフィスのあり方」を提案する業務に従事し、ワークスタイルを調査、研究する面白さに取りつかれる。
デスクや会議室の配置などの「分け方」を研究したことをきっかけに、社会のさまざまなコト、モノ、サービスの「使いにくい」「わかりにくい」といった問題点は「分け方」で「しやすい」に変えることができるという提案をするようになった。
コクヨにおいては、顧客向け研修サービス、働き方改革コンサルティングサービスの企画など数多くのプロジェクトマネジメント業務に従事。未来の働き方を研究するワークスタイル研究所の所長などを経て、現在はコーポレートコミュニケーション室の室長としてコクヨグループのブランド戦略や組織風土改革の推進に取り組んでいる。
同時に新しい働き方を模索して複業ワーカー(エスケイブレイン代表)としてのビジネススキルに関するセミナーや講演、YouTube動画配信などの活動も積極的に行っている。著書に『考える人のメモの技術』(ダイヤモンド社)、『プレゼンの語彙力』(KADOKAWA)、『一発OKが出る資料 簡単につくるコツ』(三笠書房)などがある。
担当編集者より一言
読者さまの声

混乱する時ほど分類を行うとスムーズにいくことは実感できます。本書をベースにこれからも悩み深い課題に取り組んでいく所存です。メンバーの高齢化をどう対処するか? これも新たな区分けが必要。(東京都・会社員・男性・70歳)

「分ける」という新たな視点が加わったことはよかったです。ただ、具体的にどう分けるのかを結局は考えなくてはならないので、速効性には欠けるかもしれないと思いました。(神奈川県・主婦・54歳)

自分の仕事や作業がしやすくなるヒントにつながると思い購入しました。自分の仕事に当てはめてみると、人員配置、作業の割り当て、時間配分など、効率よく仕事を進めるヒントをもらえた一冊でした。作業「しやすい」環境を分けるということを基準にして、今後の改善に役立てたいと思います。(栃木県・会社員・男性・44歳)

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