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書籍の詳細

元カレごはん埋葬委員会

著者:川代紗生

定価:1,760円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-4096-8 C0093
四六判並製 本文400ページ
2023年12月10日初版発行
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「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」(テレビ大阪)に
著者が出演、大反響!

金曜夜、二十二時。場所は喫茶「雨宿り」。
食べると元彼の顔が浮かぶけど、お蔵入りさせたくないあのレシピ。
また、作れるようにいたします。

「女を振る場所によりによってラブホをえらばなくたって
いいでしょうが、ばかー!」
29歳、4年付き合った彼氏にフラれた、
クソ重くてめんどくさい女、桃子。
 
国宝級のイケメンだけど、
実は忘れられない彼女がいる店長、雨宮伊織。
 
親との関係に複雑な思いを抱えながら
近所の寺、星山寺で修行する僧侶、黒田穂積。
 
金曜夜、二十二時。場所は喫茶「雨宿り」。
 
元彼の好きだったあのレシピ、
成仏させて、
また作れるようにいたします!!
 
泣いて、泣いて、みんなと話して、
泣き止んだら、
あのご飯を作って、一緒に食べよう。

目次より

第1話「元カレが好きだったバターチキンカレー」――あなたに好かれる女のふり
第2話「クズデパートのハンバーグ」――懐の深い女のふり
第3話「着払いで送ってポテサラ」――めんどくさい女じゃないふり
第4話「おばあちゃんの秘密のおにぎり」――あなたのためにがんばってないふり
第5話「友達の先の景色を見てみたかったキャロットケーキ」――相手が求める自分のふり
第6話「仕事と俺どっちが大事なのチョコレート」――みんなとおんなじ女のふり
第7話「期待の星のピザ」――二番目でもいいふり
第8話「爆モテ女の本気のおせち」――私だけが好きでも大丈夫なふり

著者紹介

東京都生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。新卒でCCC株式会社に入社、代官山蔦屋書店を皮切りに書店員として経験を積み、その後、天狼院書店「福岡天狼院」店長を経て、執筆活動をはじめる。ブックカフェ店長時代にレシピを考案したカフェメニュー「元彼が好きだったバターチキンカレー」のメニュー告知用に書いた記事がバズり、テレビ朝日系『激レアさんを連れてきた。』に出演し話題となる。著書に『私の居場所が見つからない。』(ダイヤモンド社)がある。

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担当編集者より一言

この本は、著者の川代紗生さんの、いい意味での「重さ」が作り上げた、最高で最強の小説だと思っています。恋愛小説かと思ったら、そうだけではない。8話の中のどれかに、「自分」が見つかる、読んで、泣いて、笑って、おいしいものを食べていただけたらと思っています。

読者さまの声

言葉にできない感情がとても上手に表現されていて、ところどころ共感しては涙と鼻水が溢れました。タイトルでは恋愛小説をイメージしますが、誰もが経験している形にならない感情を代わりに言葉にしてくれた気がして、読み終わった後に元気になれる本だと思います。笑えて泣ける一冊でした。(東京都・会社員・女性・42歳)

「あぁ!わかる!!」と共感の嵐でした。元カレという単語から失恋の少しさみしいツライ話かと思ったら前向きな感じもあり、一気に読んでしまいました。タイトルにつられての購入でしたが、買って正解な作品だったと思います!(埼玉県・会社員・女性・28歳)

20代後半になった今だからこそ刺さる言葉が多くて、「普通」とか「みんなと同じ」とかそんなこと気にする必要のないことなのに大人になればなるほど誰かと同じをきらうくせに求めることは変わらない。もっと自分の思うように気楽に大人も過ごして人を想っていれたら幸せはいつか気づくようになるのかなって。とても大切にしたい作品です。(茨城県・パート・女性・26歳)

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