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書籍の詳細

「脳が不快なこと」をやめれば健康になる

著者:石川陽二郎

定価:1,540円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3698-5 C0030
四六判並製 本文206ページ
2018年6月25日初版発行
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脳の「扁桃体」を整えるだけで、
どんなにつらい症状の人でも
免疫力が高まり身体がス〜っとラクになる。

病気が治ってもずっと不健康な人がいます。
一方、がんになっても健康な人がたくさんいます。
 
その違いはどこにあるのでしょうか?
健康を本当に左右するのは、
いったいなんなのでしょうか?
 
その究極の問いに挑み、数々の患者を見続けてきた経験から、
ついに導き出された「答え」を紹介するのが本書です。
 
著者の石川陽二郎氏は、
「陽子線治療」という最新のがん治療の専門家として、
全国から訪れる患者の命と向き合う一方、
創業から80年以上続く地元密着の診療所でも人気医師として活躍し、
風邪や体調不良に悩む人々の治療を続けています。
 
その「両極端の現場」でさまざまな患者に接して気づいたことは、
健康になるか、不健康になるかの「境目」は、
がん患者でも一般の患者でも、
結局のところどちらも同じということです。
 
私たちの健康は
脳の一部である「扁桃体」の乱れによって、
大きく左右されていたのです。
がんなのに健康な人も、
病気ではないのに不健康な人も、
すべて扁桃体に注目することで説明できます。
 
この扁桃体とは、
今さまざまな分野で注目を集める脳の部位で、
「不安」や「恐れ」などの感情に関与しています。
 
私たちは日々の生活で、
視覚、嗅覚、味覚、触覚などを通してたくさんの刺激を受け、
心地よく感じたり、不快に感じたりしていますが、
その「快・不快」の判断を扁桃体がしており、
「不快な刺激」と判断された場合に
自律神経が乱れ、免疫力を低下させていたのです。
 
なかでも扁桃体が最も「不快な刺激」と感じるのが、
「不安」という感情です。
不安を感じることが自律神経を大きく乱し、
免疫力低下につながっていたのです。
 
これは極めて大きな発見でした。
なぜなら、昔から「病は気から」と言われてきましたが、
それが決して精神論的な話ではなく、
医学的・生物学的にも正しいことだとわかったからです。
 
そして同時に、
医学的・生物学的なアプローチによって免疫力を高め、
健康になるための「対処法」を立てることが
可能になったということだからです。
 
ではその「対処法」とはいったいなんなのか?
 
それはひと言でいえば、
「扁桃体を整える生活」を送るということです。
そのためには三つのポイントから
扁桃体に「不快な刺激」を与えない生活習慣を心がけてください。
 
具体的には次の三つです。
 1「皮膚から受ける刺激」を不快にしない
 2「目、耳、鼻、口から受ける刺激」を不快にしない
 3「腸から受ける刺激」を不快にしない
 
難しいことはまったくありません。
「朝、目覚めたら手足を5分間こすり合わせる」
「音楽は生演奏を聴く」
「常にのどを潤すことを心がける」
など、日本人が昔から続けていた生活習慣を、
もう一度見直し、実践するだけで大丈夫です。
 
実際に「扁桃体を整える生活」を取り入れた患者さんのなかには、
たった1日で抱えていた症状が減り、
薬も減量することができたという効果が確認されています。
健康になって本を書いたり、音楽の全国コンクールに出たりと、
「新しい目標」が見つかったという人がたくさんいます。
 
「扁桃体を整える健康法」は、
最新の医学的知見と一般診療による知見、
その両方から実証された、
最も信頼でき、無理なく続けられる「最高の健康法」なのです。

目次より

第1章 健康にとって大事なのは「身体のケア」より「脳のケア」
 ・世界初を記録した「がん治療センター」では、何をしているのか?
 ・300円から300万円まで幅広い治療でわかった健康の共通点
 ・がんよりも風邪のほうがつらい理由
 ・積極的に医療を受けると、早死にする
 ・健康を阻害する最大要因は「不安イメージ」である
 ・「扁桃体」が乱れると免疫力は低下する
 
第2章 不安のカギを握るのは、脳に存在する「扁桃体」だった
 ・なぜ、扁桃体に注目することがこれほど画期的なことなのか?
 ・脳の中でも異色とされた「未知の領域」を教えます
 ・「天敵のヘビ」を口に運んだサルとはいったい?
 ・脳は何歳からでも鍛えられる
 ・脳による「快・不快の評価」が免疫力を決定づける
 ・二つの自律神経と「リンパ球」との危うい関係
 ・「三つのセンサー」が存在する「妙な場所」とは?
 
第3章 三つのセンサーを有効活用し、身体が喜ぶ生活習慣を送る
 ・目が覚めたらゆっくり5分間、手足をこすり合わせる
 ・朝の5分間で理想的な体温上昇をする
 ・遮光カーテンの部屋より、障子の部屋がいい
 ・朝食にはビタミンB12を補うのりやシジミ汁がいい
 ・流行りの音楽より「生演奏」や「懐メロ」を楽しむ
 ・集中して仕事をしたければ、2〜3時間おきに場所を変える
 ・40〜50℃の白湯で「舌洗浄」して口内を整える
 ・理想的な腸の大原則はとにかく「空っぽ状態」
 ・怒った直後にごはんを食べてはいけない
 ・上手く眠れない人は、「右側を下」にして横向きで寝る
 
第4章 不安をなくして「内側」からさらに健康体になる
 ・「過去の自分」と比べる人ほど、不健康になる
 ・「好き嫌い」は「なくす」より「たくさんつくる」ほうがいい
 ・サプリメントや民間医療は1か月限定が効果的
 ・笑うより「笑ってもらう」ことを意識する
 ・新しいスポーツをはじめるより、経験あるスポーツを再開する
 ・ブラック・ジャックは心の中にいる
 ・健康になることは「人生とは何か」を見つけること

著者紹介

医学博士、放射線治療専門医。東北大学病院助教。南東北がん陽子線治療センター非常勤医師。東日本医療専門学校非常勤講師。
福島県生まれ。久留米大学医学部卒業後、東北大学大学院で肺がんの陽子線治療について研究を行い「がんプロフェッショナル養成プラン」を修了、博士号取得。2014年、東北大学病院助教となり、外来医長を務めた。
最先端のがん治療といわれる「陽子線治療」を専門として、民間病院として世界で初めて陽子線治療後専用の装置を導入し、年間最多の症例数を誇る南東北がん陽子線治療センターで2012年より治療を行っている。1回の治療費約300万円にもかかわらず、北海道から沖縄まで、全国から最後の「頼みの綱」として患者が絶えず訪れる。その一人ひとりに向き合いながら、これまで1000人以上のがん患者の治療や生活指導を行ってきた。
一方、創業80年になる地元密着の診療所でも医師として勤務し、地域の人々の風邪・体調不良から健康相談までを診療。最先端医療と地域医療を同時に務める日本でも極めて稀有な医師として活躍する。
両方の現場を体験するなか、「がんになっても健康な人」がいる一方で「病気ではないのにがん患者よりも不健康な人」に数多く出会い、「健康の条件とは何か?」と疑問を抱く。その答えを追求しつづける過程で、「不安による扁桃体の不調」が免疫力低下など健康に大きな影響を与えていることに着目。不安が身体に与える影響は精神的なものではなく、医学的・生物学的に正しいことを突き止める。現在は、扁桃体を活用した健康法を教えるなど活躍の幅を広げている。

担当編集者より一言

この本は約3年間かけて、ついに世に出た一冊です。これほど時間をかけて世に出る「大作」には私たち編集者といえども、滅多に出会えるものではありません。それだけでも、みなさまには一読をおすすめする価値があると断言できます。
振り返ると石川先生との三年間は、濃密な時間の連続でした。本書に費やした時間は、ゆうに数百時間を計上することでしょう。できるだけ読者のみなさまに読みやすい内容にするため、原稿を書き直した回数は一度や二度ではありません。石川先生には、最新の知見をつねにアップデートしていただくとともに、誰が読んでもシンプルに理解できる内容に昇華していただきました。
そうして完成した、「本当に役に立つ健康法を届けたい」という石川先生の想いが詰まった本書は、きっとこれまでの健康本のなかでもひときわ目立ったものとなり、多くの人の手助けになることと思います。
自分のために、大切な家族・友人のために、ぜひご一読ください。

読者さまの声

“体と脳を大切にすることで、元気になる”という石川先生の考え方に共感しました。内容も理解しやすかったです。自律神経が乱れて体調をくずした時に不安からさらに具合が悪くなったことを思い出しました。ありがとうございました。(静岡県・女性・28歳)

大変参考になりました。いかに不安イメージが不快な症状を次々引き起こすものかわかりました。生活習慣を一気に変えるのは難しいですが、意識して変えるのはできそうです。(埼玉県・女性・64歳)

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