サンマーク出版

書名 あたまのうえのかみさま
著者情報 著者: のぶみ
定価 1320円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-3553-7 C8771
体裁 B5変型判上製 本文32ページ
初版発行日 2016年6月25日
内容のご紹介

ベストセラー絵本作家が初めて描く
今いちばん伝えたい大切なメッセージ

何をするにも「イヤだ、イヤだ」ばかりいっているアンちゃんに、ママは話しました。

「ねぇ、アンちゃんの あたまのうえには、かみさまがいるの しってる?」
「え? かみさま?? そんなのいるわけ ないじゃん」
「かみさまは、アンちゃんのこと だーいすきだから、いってることを ホントにするのよ。イヤだ ばっかりいってたら、かみさまは、ホウ、アンちゃんは、イヤなことが すきなのかって おもって イヤなことを あつめてくるのよ」


それでも、ぜんぜん信じないアンちゃん。ところが、ある日、ピカッと輝く光に包まれながら、ちいさくて可愛らしいかみさまがやってきます。

「アンちゃんにみせたいものがある、ぞなもし」

かみさまは、アンちゃんにいろいろなものを見せながら、大切なことを伝えました……。
アンちゃんが、かみさまに見せてもらったものって、なんだと思う?


子どもと一緒に「やさしさ」の大切さを味わいたい、心があたたかくなる絵本です。


《のぶみさんからのメッセージ》
ぼくの小さいころ住んでいた家は、キリスト教の教会でした。おとうさんとおかあさんは、牧師さん。住んでいた家の1階が礼拝堂です。ぼくは、なんの宗教でもないけど、小さいころ、おかあさんに「かみさまは、見てるよ」ってよく言われました。かみさまは、たまにぼくを成長させるために「それ、やれなくもないけどマジでやんのかよ~」ってことを かみさま試験として出してきます。それをがんばってこえると 必ずいいことが起こる。いいことが起こるのは、かみさまが「そうそう、その調子!」って言ってくれてるような気がぼくはします。自分がした優しさのなかに かみさまは、いるんじゃないかな? だから今日も自分から優しくしよう。かみさまがいつも見てるから。

著者紹介
のぶみ
絵本作家。1978年、東京生まれ。大ヒット絵本『ママがおばけになっちゃった!』(講談社)をはじめ、『しんかんくん』シリーズ(あかね書房)、『おひめさまようちえん』シリーズ(えほんの杜)、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ、『よわむしモンスターズ』シリーズ、『トッキュウジャーかぞく』シリーズ(以上、講談社)など160冊以上の絵本を出版。アニメでは、NHK「おかあさんといっしょ」の「よわむしモンスターズ」、NHK「みいつけた!」の「おててえほん」を手がけるほか、漫画家・森川ジョージ氏とのコラボレーション、内閣府の「すくすくジャパン!」のキャラクター作画を担当。また福島の子ども達を応援するために、個人で制作したキャラクター「あたまがふくしまちゃん」は、ゆるキャラグランプリ2013、2014で2年連続東北1位を獲得するなど、幅広く活動をしている。