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書籍の詳細

女装して、一年間暮らしてみました。

著者:クリスチャン・ザイデル /
訳者:長谷川 圭

定価:1,760円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3436-3 C0030
四六判並製 本文299ページ
2015年4月20日初版発行
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もう、「男らしさ」の檻の中で生きるのはやめた。
著者が体を張ってのぞんだ、驚愕のノンフィクション!

この本は、もとテレビ番組・映画プロデューサーとして名をはせた著者が、一年間女装をするという「実験」をして暮らしてみたドキュメンタリーです。
きっかけはなんと、一足のストッキングでした。「モモヒキは暑すぎるけれど、なにもはかないと風邪をひく」という切実な理由から、デパートでストッキングを買ってはいてみたところ……「女性の世界には、こんなにいいものがあるのか!」と思ったところから、この生活は始まります。
 
そうはいっても、単なるオモシロ本とあなどることなかれ。著者は、女装をすることによって生まれた心の変化(男性の役割から解放されるって、なんて自由なんだろう)、これまで縛られていた心(完璧に男らしくいなくては、人から愛されない)、女性として生きる大変さ(電車内でチカンにあう)、女性アンテナの発見(男でいるときには見えなかった世界が見える)などを体験し、考察し、男と女の違いを説明しようと奮闘します。
 
初めての化粧、初めての女子会、初めての婦人科検診、妻へのカミングアウトなどを経てたどりついた、心の中の足かせをはずす方法とは? 「性」の真実とは?
自分ではなかなか経験できない新しい世界を知ることができる、貴重な一冊。

目次より

●初めてのストッキング――求めていたものが、そこにあった
●初めてのハイヒール――ワンピースを着た僕は、男じゃないの?
●妻へのカミングアウト――好きなときに、好きなように、強くも、弱くもなりたい
●男らしさと女らしさ――変わってしまった、人々の反応
●男と女のオーガズム――セックスのあと、どんなことを考えてるの?
●男はなぜ、浮気するのか?――女には希望がないの?

著者紹介

ドイツの作家、元テレビ番組・映画プロデューサー。1959年生まれ。大学で演技や舞台技術を学んだあと俳優としてスタート。その後ジャーナリズムの世界に入り、さらに80年代から90年代にかけては広告業界で活躍、クラウディア・シファーやマーゴ・ヘミングウェイなど有名モデルのアドバイザーを務めた。2005年に自動車事故で九死に一生を得た後は、それまでの一切の仕事から手を引き、東洋哲学の研究と執筆に専念している。著書に『闘わずして勝利する方法』(未邦訳)。テコンドーの修業などをつうじて学んだ東洋の精神を生かし、企業経営者向けに新しい生き方のコーチングやコンサルティングもおこなっている。妻とドイツ・ミュンヘンとイタリアに暮らす。

訳者紹介

翻訳家。高知大学学士課程(ドイツ文学・語学)およびドイツのイエナ大学修士課程(独語および英語言語学)を卒業。その後、大学等で日本語とドイツ語の講師を務めるかたわら、翻訳家として医療、環境、技術などさまざまな分野の翻訳を手がける。訳書に、『さらば、食料廃棄』(春秋社)、『実践 押圧マッサージ療法』(産調出版)、『流れ星に祈るよりも確実に幸運を手にする方法』(小社)などがある。ドイツ在住。

担当編集者より一言

この原稿を初めて読んだとき、大きな衝撃を受けました。こんなすごい原稿があるのか! と、本当に感動したのです。女装することで生じる心の変化を、細かくていねいに描写した本書は、文学作品のようでもあり、詳細なルポのようでもあり……。とにかく、この本を読まなければ知ることのできない知識が満載でした。「へえ、男の人ってそう思ってたんだ」「女性ってそういうものなんだ!」と、目からうろこが落ちまくること必至の一冊です。
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