サンマーク出版

書名 深く伝える技術
著者情報 著者: 伊藤 真
定価 1430円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-3263-5 C0030
体裁 四六判並製 本文162ページ
初版発行日 2013年4月20日
内容のご紹介

司法試験界の「カリスマ塾長」が伝授する、
思いの深いところで相手と通じ合うための方法。

私たちは、日々、さまざまなことを伝え合っています。伝えることはコミュニケーションの要であり、それは人間関係、ひいては生きていくために必要なもの。なのに、なぜ、「本当に伝えたいこと」が伝わらないのでしょうか――? 本書では、「伝えるプロ」として30年以上活躍する、司法試験界の「カリスマ塾長」が、「深く伝える」ことについて伝授します。
「深く伝える」とは、情報などをただ伝えるのではなく、知恵や考え方など、自分の「本質」部分を伝えること。そしてそれによって、相手の行動が変化すること。そこまでいって深く伝えることになるのだと著者はいいます。そのために、何をすればいいのか。どんな考え方をもてばいいのか。本書ではそれがあますところなく書かれています。「深く伝える」ことについて意識したなら、きっと人生はよい方向に変わっていくはずです。
 
自分が伝えたい思いの「海」があると、想像してみてほしい。
その「上澄み」部分だけをサッとすくって伝えるのではなく、意識の深いところに降りていき、そこから真の思いを汲んで、それを相手の深いところに渡す。
「深く伝える」ということを、私はこのようにイメージしている。
               ――「はじめに」より

目次より

・「相手を動かそう」としてはいけない
・相手が「今は望んでいないもの」まで考え抜く
・頭の中で「変換」しやすい伝え方のコツ
・ありのままに言うことがすべてではない
・わざと「わかりにくい講義」をする理由
・「アリストテレスの三要素」で説得する
・なぜ最初に「相手の言い分」を聞くべきなのか
・ある人気講師の話し方の秘密とは?
・「表情」で損をしてはいませんか?
・「本当に伝えたいこと」は「いつか必ず」伝わる
著者紹介
伊藤 真(いとう・まこと)
1958年、東京生まれ。伊藤塾塾長。81年、東京大学在学中に司法試験合格。その後、受験指導を始めたところ、たちまち人気講師となり、95年、「伊藤真の司法試験塾(現、伊藤塾)」を開設する。「伊藤メソッド」と呼ばれる革新的な勉強法を導入し、司法試験短期合格者の輩出数全国トップクラスの実績を不動のものとする。「合格後を考える」という独自の指導理念が評判を呼び、「カリスマ塾長」としてその名を知られている。現在、弁護士として、「1人1票」の実現のために奮闘中。『夢をかなえる勉強法』『夢をかなえる時間術』『一点集中力』『記憶する技術』(小社)、『伊藤真試験対策講座(全15巻)』(弘文堂)、『中高生のための憲法教室』(岩波書店)、『憲法の力』(集英社)、『続ける力』(幻冬舎)など著書多数。