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書籍の詳細

勝負哲学

著者:岡田武史 /
著者:羽生善治

定価:1,650円 (10%税込)
ISBN978-4-7631-3168-3 C0030
四六判上製 本文222ページ
2011年10月5日初版発行
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何が勝敗を分かつのか。いかに精神を高めるのか。
戦いへの挑み方、勝つことへの流儀を熱戦対論。

熾烈な勝負の世界で勝つこと、そして勝ち続けること。
身を斬り、骨を削るような厳しさにさらされながら、勝負の綾や不条理、怖さを知り尽くしてもなお勝負に挑みつづける勝負師たち。彼らが見ている世界、そして戦いに挑む流儀とはどんなものか。

日本のサッカーを世界のベスト16まで導いたサッカー界きっての勝負師・岡田武史氏と、稀代の天才棋士と呼ばれる羽生善治氏。
サッカーと将棋、それぞれの戦いにおける、勝負勘の研ぎ澄ませ方、勝負どころでの集中力の高め方、そしてメンタルの鍛え方――それらをぶつけ合っていただいた熱戦対論。

勝負の世界にのめりこみ、そこで勝ち抜く一流の勝負師たちの話は読み応え十分。でも、そもそも勝負哲学は一流の勝負師たちだけのものではないはず。勝負の世界に身を置く方だけでなく、一般ビジネスマンや主婦、学生など、誰しもにとって訪れる「ここが勝負どころ!」においてヒントとなる珠玉の言葉が満載です。
あの名場面の舞台裏の話も交え、大いに盛り上がった対談。臨場感そのままにお届けします。

目次より

1章  勝負勘を研ぎ澄ます
論理を超えるもの、直感を支えるもの/勝負どころを読む力/全体を客観視できる「広い目」をもて
2章  何が勝者と敗者を分けるのか
リスクテイクをためらうな/打たれ強さを養う/「勝てる人間」を育てる
3章  理想の勝利を追い求めて
集中力の深度を増す/闘争心を制御せよ/戦いに美学を求める etc

【本文より】
――じつは妄想の中では、ベスト4までの筋書きがちゃんと描かれていたんですよ。(岡田)
――おもしろいのは、将棋には、後でミスしたほうが不利になるという法則があることです。(羽生)
――決断というのは足し算ではないね。逆ですね。余分なものをそぎ落とす作業です。(岡田)
――リスクテイクをためらったり、怖がったりしていると、ちょっとずつですが、確実に弱くなっていってしまうんですね。(羽生)
――実際には、勝負を分ける要因の八割方はもっと小さなことなんですよ。(岡田)
――絶体絶命のときとか大ピンチというときには、人間は意外に正しい判断をするものだからです。(羽生)

著者紹介

サッカー日本代表前監督。1956年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、古河電工サッカー部(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に入団。日本代表としても活躍する。1990年現役引退後、コーチ就任。その後、ドイツへのコーチ留学、ジェフユナイテッド市原のコーチを経て1994年日本代表コーチとなる。1997年日本代表監督に就任、ワールドカップフランス大会の日本代表監督を務める。コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスで監督を歴任。2010年にはワールドカップ南アフリカ大会で二度目の日本代表監督を務めると、自国開催以外のワールドカップで初のベスト16に導く快挙を達成。日本サッカーを世界レベルに押し上げた立役者であり、選手からの信頼も厚い。日本が世界に誇るもっとも優れた名監督のひとりである。

著者紹介

1970年埼玉県生まれ。将棋棋士。6歳で将棋を覚え、小学6年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。奨励会の6級から三段までを3年間でスピード通過。中学3年生で四段に昇段、プロ棋士となる。1989年19歳で初タイトルの竜王位を獲得後、破竹の勢いでタイトル戦を勝ち抜き、1994年九段に昇段。1996年には王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせて「七大タイトル」全てを独占、史上初の七冠達成として、日本中の話題となる。2007年に、最年少、最速、最高勝率で史上8人目の通算1000勝を達成。現在、全7タイトル戦のうち6つで永世称号の資格を保持する、名実ともに最強の棋士。

担当編集者より一言

サッカーと将棋、その戦いの舞台は違えども、そこにはきっと共鳴するものがあるはず。そんな仮説をもとに臨んだ対論。計三回にわたって行われたそれは、まさに熱戦。いろいろなエピソードが出てくる出てくる……! 南アフリカW杯でのベスト16までの道のりにおける舞台裏を、ときに冗談交じりに話してくださった岡田さん、そして、できれば勝負したくない相手、過去の人物でぜひ勝負してみたい相手などを教えてくださった羽生さん。思わず身を乗り出して聞いてしまう話ばかりで、対談はどの回もあっという間の3時間でした。今回こうして読者の皆様と共有できるとあって、なんとかその臨場感、会話のやりとりそのままに収録しようと苦心しました。ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。

読者さまの声

将棋とサッカーという全く違うジャンルの対談はとても斬新でおもしろかった。あと2人の性格が全く逆なところもちょっと笑えた。(山口県・会社員・男性・32歳)

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