サンマーク出版

書名 体が若くなる技術
著者情報 著者: 太田成男
定価 1400円 (10%税込)
ISBN 978-4-7631-9994-2 C0030
体裁 四六判並製 本文223ページ
初版発行日 2010年10月25日
内容のご紹介

体には生まれつき「若くなる機能」が備わっています。
しかもその機能を高めることで、健康にもなるのです。

私たちはいつか老いと闘わなければいけない――そう感じている人は多いと思います。しかし、それは大きな間違いです。なぜなら、私たちは生まれつき「若くなるようにできている」からです。正確にいうと、生まれてから死ぬまで、「若くなるための機能」を持って生活しているのです。
私たちの体が衰えるのは、体の「エネルギーをつくる能力」が低下するからにほかなりません。歩いたり走ったり、考え事をしたり、恋をしたり、私たちは何をするにもエネルギーが必要です。このエネルギーがなくなると、考え事ができず脳の集中力が低下したり、体力が衰えたり、さらには、体の「老化を防ぐ機能」も低下します。
しかし、逆の視点から見れば、エネルギーをつくる能力をアップさせることができれば、体力がつくだけでなく、若々しく、健康な体になるということです。この「エネルギーをつくる能力」こそ、「体を若くする機能」の正体なのです。
そしてエネルギーを生み出しているのはいったいどこなのか、それは「ミトコンドリア」です。ですから、私たちの体は、ミトコンドリアを増やせばどんどん若く、健康になるようにできています。
しかもその方法は、いたってシンプルなものばかり!

・寒いところで運動をする
・ヨガや社交ダンスを習ってみる
・座ったときも立ったときも背すじをのばす
・「週末断食」をする
・サウナに入った後に水風呂に入る
・「マグロトレーニング」を行う
・有酸素運動の前に、短いダッシュをする
・野菜は緑、赤、黄色を食べるといい
 
ミトコンドリアは科学や医学の分野でも、近年もっとも注目を浴びています。そんな最新の知見に基づいていながら、シンプルかつ一週間で成果が出る方法を紹介した、健康好きにはたまらない一冊です。

「より詳細な内容についてのQ&Aや引用文献はこちらに掲載しています」
http://www.nms.ac.jp/ig/biocell/topics/youngbook2.html

著者紹介
太田成男(おおた・しげお)
日本医科大学教授。
1951年、福島県生まれ。1974年、東京大学理学部卒業。1979年、東京大学大学院薬学系研究科博士課程を修了した後、スイス・バーゼル大学バイオセンター研究所研究員、自治医科大学講師・助教授を経て、1994年より現職。30年以上におよぶ研究から、ミトコンドリアに備わっている機能が心身の健康と密接にかかわっていることを発見する。ミトコンドリア研究の第一人者であり、日本ミトコンドリア学会理事長、日本Cell Death学会理事長、水素研究会理事長などを務めている。
作家・瀬名秀明氏との共著『ミトコンドリアと生きる』(角川書店)、『ミトコンドリアのちから』(新潮社)など、著書多数。